棋譜Boxの基本となるのが棋譜入力の機能です。
その他メニューから「盤面編集」を選択すると、盤面編集モードとなります。黒石・白石・空きマスのパレットが表示されます。黒石のマスを白石に変更したい場合は、パレット上の白石をタップしてから修正したい黒石が置いてあるマスをタップしてください。
また、このモードで対局者名をタップすることで、手番を入れ替えることができます。
この機能は以下のような場合に使用することを想定しています。
棋譜Boxでは後からの振り返りのために、以下のコメントを残すことができます。
手毎のコメントは、アイコンをタップして「本棋譜向け」のコメント入力画面で入力してください。入力したコメントは、その棋譜のその局面を表示した際に表示されます。
また、手毎のコメントが存在する手はグラフ上に黒丸表示されます。
試合全体のコメントは試合情報画面から入力することができます。で試合情報画面を表示したあと、編集ボタンで試合情報編集画面に移動し、「コメント」欄に入力してください。
入力したコメントは試合情報画面に表示されます。
本機能はv2.0.0以降のみ使用可能です
全棋譜共通の局面コメントは、アイコンをタップして「全棋譜共通」のコメント入力画面で入力してください。入力したコメントは、同じ局面(対象形含む)であればどの棋譜や定石を表示した場合でも表示されます。
入力した局面と線対称や回転対称の局面でも表示されますので、コメント内に座標や「左辺」「右辺」などをそのまま書くと意味が変わってしまう場合があります。そのため、全棋譜共通の局面コメントでは「相対入力パレット」を用意してあり、以下の内容を入力することができるようになっています。
相対入力パレットを使用して入力した文字は、対称形の局面で表示された場合は自動的に補正して表示されますので、コメントにこれらの内容を入れる場合は「相対入力パレット」を使用してください。
インポートメニューで「クリップボードから」を選択すると“f5d6…“形式の棋譜文字列を取り込むことができます。
途中まで入力した棋譜がある場合は上書きされるので、通常は新規に棋譜作成した直後に実行してください。
また、v2.0.0より取り込み後は自動的に入力完了状態となるようになりました。
なお、iOS標準でMac〜iPhone/iPad間をiCloud経由でクリップボード共有するユニバーサルクリップボード機能がありますので、Macで棋譜をコピーしたiPhone上の棋譜Boxで貼り付ける、といったことも可能です。
インポートメニューで「カメラから」を選択すると、その場で盤の写真を撮影してその局面を取り込むことができます。取り込み方は以下の通りです。
インポートメニューで「写真から」を選択すると、iPhone/iPad内に保存されている写真から局面を取り込むことができます。写真選択後の操作はカメラの場合と同様です。
なお、メガハウス社製の公式盤である程度認識するように開発していますが、それ以外の盤だとうまく認識できないことがあります。以下のようなケースはうまく認識できません。
ARKitに対応したiPhone/iPadは、インポートメニューで「ARカメラから」を選択すると、その場で盤を写して棋譜を取り込むことができます。途中まで入力した棋譜がある場合は上書きされるので、通常は新規に棋譜作成した直後に実行してください。
取り込み方は以下の通りです。
評価値の表示/非表示はアイコンをタップすることで切り替え可能です。また、途中局面から撮影を開始した場合などで手番の認識が誤っている場合は、石数が表示されている赤枠部分をタップすると現在の手番を入れ替えることができます。
なお、カメラや写真からのインポートと同様に、盤によってはうまく認識できないことがありますのでご注意ください。
本機能はv2.1.0以降のみ使用可能です。
インポートメニューで「オセロクエストから」を選択すると、オセロクエストの対戦履歴から棋譜をインポートすることができます。
本機能はv2.7.0以降のみ使用可能です。
インポートメニューで「eOthelloから」を選択すると、eOthelloの対戦履歴から棋譜をインポートすることができます。
本機能はv2.0.0以降のみ使用可能です
棋譜BoxではCSVファイルを使用して複数の棋譜を一括でインポートすることができます。一括インポートは以下の手順で行います。
インポート結果は、import.logファイルに出力されますので、iTunesを使用してMacやPCに取り込んで結果を参照してください。
大会名,大会日,試合番号,黒番選手名,黒番段級位,白番選手名,白番段級位,結果,結果詳細,棋譜,コメント 大晦日オープン,2018/12/31,1,Bob,1d,Alice,1k,A,,c4e3f4c5d6f3e6c3d3e2b6f5b4f6c2e7d2c7f1c6f2a6d7c8f8d8g5g6e8h4b8f7g8b5g3g4h3a3h5b3b7h6h7e1d1b1c1g1g2a8a7h8g7h2a4h1a5b2a2a1,試合コメントです 元日オープン,2019/1/1,1,Alice,1k,Bob,1d,W,8,c4e3f6e6f5c5f4g6f7g5d6d3f3c3h4h5g4h3e2f2d2d1g3e1b6c2b4e8f8g8b3h2f1g1b1a3h7a5a4b5a6a7c6e7d7d8g7a2c8b8c7c1h1h8h6g2b2b7a8a1,試合コメントです
黒白とも打てる場所がなくなった場合は自動的に入力完了状態になりますが、投了や時間切れ等の理由で途中で入力を完了したい場合は、その他メニューから「本局面で入力完了」を選択してください。
本機能はv1.4.0以降の無制限版のみ使用可能です(無料版でも使うことはできますが、40手目以降の評価値が表示されません)
棋譜一覧でアイコンをタップすると、クイック解析の画面に切り替わります。クイック解析は以下の点以外は通常の棋譜入力画面と同様の機能です。
自動保存が行われないため、保存するつもりのない棋譜や局面の解析を気軽に行うことができます。また、途中で気が変わってクイック解析で解析した棋譜を保存したくなった場合は、その他メニューから「この棋譜を保存」を選択すると、通常の入力画面に切り替わり棋譜が保存されます。
本機能はv2.10.0以降のみ使用可能です。
Safari、Twitterなど他のアプリからダイレクトに棋譜Boxのクイック解析機能を呼び出すことができます。この機能を使用するには以下の準備が必要です。
iOSに標準インストールされている「ショートカット」アプリを一度も実行したことがない場合は、以下を実行してください(一度もショートカットを使用したことがない場合、次の設定ができないため)
次に、棋譜Box起動用のショートカット「棋譜を棋譜Boxで開く」と「盤面画像を棋譜Boxで開く」を入手します。
これで準備完了です。なお、以下はショートカット入手用のQRコードです。
SafariやTwitterなどの他のアプリで取り込みたい棋譜(f5f6形式)や盤面の画像を選択して共有操作を行ってください(操作方法は各アプリの仕様によります)。
共有メニュー内に「棋譜を棋譜Boxで開く」(文字を共有した場合)や「盤面画像を棋譜Boxで開く」(画像を共有した場合)がありますのでタップしてください。
本機能はv2.10.0以降のみ使用可能です。
本機能はv1.6.0以降のみ使用可能です
手書きや書籍掲載の棋譜(8×8マスに数字で着手した順番を書いたもの)を盤面の背景画像として設定して、棋譜を簡単に入力することができます。使用方法は以下の通りです。
試合終了まで入力すると、背景画像は自動的に解除されます。途中で解除したい場合は、操作パネルメニューのを選択してください。
なお、背景画像設定中は、盤面上に評価値や統計、次の手などは表示されません。